先日、旭化成のMRの方からPTH製剤のひとつであるテリボンの情報をいただきました。いまさら、テリボンの情報って何だよ? という方が多いと思います。
私もそう思っていましたが、「投与期間が24カ月に延長されました」と言われてびっくりしました。。。えっっ、もともと24カ月じゃないんですか? と思わず聞き返しました。
正解は、もちろん18カ月です。つまり、72週(18カ月)から104週(24カ月)に延長されたのです。う~ん、今まで24カ月だと思っていました(笑)。
実際のところ、勤務医の立場ではテリボンは処方しにくい印象です。毎週投与のため頻回受診になるし、副作用(嘔気)のコントロールが難しいからです。
このためPTH製剤は、フォルテオばかり処方していました。開業医では通院回数を稼ぐためテリボンが主流でしょうが、勤務医は外来患者数を減らしたいのでフォルテオです。
幸い、テリボンはときどきしか処方していなかったので、まだ72週に到達している患者さんは居ないのですが、超基本的なところで間違っていて恥ずかしい思いをしました。
まだまだ、脇が甘いですね。。。
★★★ 管理人 お勧めの医学書 ★★★
一般的で使用頻度の高い、鎮痛薬・睡眠剤・感冒薬・胃薬・止痢薬・去痰薬・便秘薬等の薬剤が、全13章にわたって系統立てて書かれています。それぞれの章の最初に、薬剤の分類図が記載されています。各系統間の薬剤の使い分けも平易な文章で書かれており実践的な書籍です。
姉妹本に『類似薬の使い分け』があります。こちらは全15章からなり、降圧剤、抗不整脈薬、狭心症治療薬、脂質異常症治療薬、糖尿病治療薬、消化性潰瘍治療薬、鎮咳薬、皮膚科疾患治療薬、抗菌薬などが1章ずつ割り当てられています。