熊本大学 医用画像学分野 藤原康博講師のグループは、メディエ株式会社と共同で、国内に流通する医療機器のMRI検査への適合性を検索可能なシステムを実用化しました。


平成29年4月3日から医療機器のMRI適合性検索システムとして運用を開始しているようです。これは、すごいですね! 早速、私も登録してみました。





体内に医療機器を留置した被検者に対するMRI検査への安全性に関する情報を簡便かつ正確に確認することが容易になり、医療安全の向上に大きく貢献できることが期待されます。


ログインして操作性を確認してみました。下図はログイン後の画面です。どうやら体内に留置されている医療機器のかなり詳細な情報が必要そうです。



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実臨床において、MRI施行可能か否かの判定が必要な医療機器は、ほぼ心臓ペースメーカーに限られます。条件付きMRI対応心臓植込み型デバイスが、かなり普及しているためです。


このため、「製造販売元 選択:セント・ジュード・メディカル株式会社」「留置される部位:胸部」として検索してみました。



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ずらりと136件ヒットしました。実際にはペースメーカー手帳をみて確認していく作業が必要ですが、なかなか有用そうです。


実際の操作性は悪くなく、非常にいい感じの検索システムだと思いました。熊本大学の藤原先生とメディエ株式会社に感謝ですね!




★★★  管理人 お勧めの医学書  ★★★


自治医科大学准教授の星地先生の経験・知識を余すところなく収めたサブテキストです。定番と言われている教科書に記載されている内容は素直に信じてしまいがちですが、実臨床との”ズレ”を感じることがときどきあります。このような臨床家として感じる、「一体何が重要なのか」「何がわかっていないのか」「ツボは何なのか」を自らの経験に基づいて完結に述べられています。