先日、人工膝関節全置換術(TKA)がありました。
私は、術中ナビゲーションとしてKneeAlign2を使用しています。
KneeAlign2のレジストレーションに関する気付きがあったのでご紹介します。以前、こちらでKneeAlign2のレジストレーションを上手くする方法を紹介しました。
しかし、実際にはそれだけでは十分とは言えません。KneeAlign2のレジストレーションをスムーズに行うもう一つの方法は、元の場所に足部を戻すことです。
何だ、当たり前じゃないか! と思う先生が多いと思います。 同じ場所に足部を戻すことは、KneeAlign2のレジストレーションの常識ですね(笑)。
同じ場所に足部を戻す工夫としては下記の2つがあります。
- あらかじめ、膝関節軽度屈曲位で足部が接地する場所に砂嚢を置いておく
- 清潔シーツの上に皮膚ペンで足部の位置をマーキングしておく
実際には、この両者を併用することで成功率が高まると思います。つまり、膝関節軽度屈曲位で足部が接地する場所に砂嚢を置いて、清潔シーツ上にマーキングしておくのです。
その場所に、レジストレーション後に素早く足部を着地させることによって、一発でKneeAlign2のレジストレーションが決まる可能性が高まります。
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初学者がTKAの治療体系を俯瞰するにあたり、最もお勧めの書籍です