整形外科医のブログ

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修理

U字スプリントにも意外な弱点が...

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先日、足関節脱臼骨折の患者さんに外固定を施行しました。3果骨折なので、半端なくグラグラです...。手術まで数日あるので外固定を実施しました。


私は、足関節周囲の外傷ではU字スプリントを愛用しています。もちろん、今回もU字スプリントなのですが、翌日診察すると足関節の上方が当たって痛いとおっしゃられます。


確認すると、両果部の少し中枢側でU字スプリントが少々当たっていました。ここで手が止まってしまいます。U字スプリントなので調整が難しいのです。



U字スプリントではない通常のシーネの端が当たって痛い時には、私はこちらで紹介したようにペンチを用いてギプスシーネの角の部分を折るだけで済ましています。 


以前は、ギプスカッターで角取りしていましたが、粉が飛散するし時間もかかります。フェルトパッド部をめくって、ファイバーグラス部をペンチで折る方法がベストだと思います。



フェルトパッドを剥がすのが面倒なら、フェルトパッド越しにファイバーグラスを折ってもよいでしょう。 これだけでも十分に目的を達成できます。


しかし、U字スプリントでは足関節を包込むように覆っているため、本体部分の修理が難しいのです。そもそもギプスシーネでは足関節部分を圧迫することもありません。


無理矢理、U字部分を広げましたが固定性がイマイチになりました。今回の修繕に関してはギプスシーネの方が楽だったと思います。


足関節の腫脹が強くなり過ぎると、U字スプリントでは調整が困難になる...。U字スプリントの意外な落とし穴かもしれません。

 





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U字スプリントの修理は難しい?!

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先日、腓骨遠位端裂離骨折の患者さんを診察しました。
私は足関節周囲の外傷ではU字スプリントを使用しています。


今回の方も例に漏れずU字スプリントなのですが、小柄な方のため通常のシーネでは少し幅が広すぎたようです。このため、前方部分が折り返されて下腿前方に当たって痛いとのことでした。


シーネの端が当たって痛い時には、私はこちらで紹介したようにペンチを用いてギプスシーネの角の部分を折るだけで済ましています。 


以前はギプスカッターで角取りしていましたが、粉が飛散するし時間もかかります。フェルトパッド部をめくって、ファイバーグラス部をペンチで折る方法がベストだと思います。



フェルトパッドを剥がすのが面倒なら、フェルトパッド越しにファイバーグラスを折ってもよいでしょう。 これだけでも十分に目的を達成できます。


ただし、今回の方では少し苦戦しました。 シーネの前方部分が折り返されていたため、ファイバーグラスがなかなか折れなかったのです・・・


ファイバーグラス1枚だけなら難なく折れるのですが、 折り返されて2枚になるとなかなか折れないのです。毛利元就の「3矢の教え」を地で行っています(笑)。


苦労して何とか折りましたが、今回に関しては正直言ってギプスカッターの方が楽だったと思います。U字スプリントの意外な落とし穴かもしれません。 





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