今日の午前はアルバイト先での外来でした。
年始ではありますが、学生にとっては冬休み期間中です。
このため、定期受診の学生さんが何名か再診されました。その中の1名は、側弯症の定期診察でした。側弯症例の80-90%は原因不明の特発性脊柱側弯症です。
潜在しているかもしれない神経学的異常や筋・系統疾患を除外して特発性(=原因不明)と診断した患者さんは、Cobb角によって、下記のようなフォローを行っています。
① Cobb角 15度以下 → 6ヵ月毎の経過観察
② Cobb角 15~25度 → 3ヶ月毎の経過観察
③ Cobb角 25度以上で発育が1年以上見込まれる例は装具療法導入
今日の方は、Cobb角が20度だったので②に該当します。したがって、3ヶ月毎の診察なのですが、やはりきっちり3ヶ月毎ではなく冬休み・春休み・夏休みに絡めて再診予約しています。
ちなみに装具療法は、側弯の矯正効果をあまり期待できず、側弯が増悪することの防止効果が目的となります。したがって側弯が増悪する前に治療開始することがポイントになります。
★★★ 管理人 お勧めの医学書 ★★★
自治医科大学准教授の星地先生の経験・知識を余すところなく収めたサブテキストです。定番と言われている教科書に記載されている内容は素直に信じてしまいがちですが、実臨床との”ズレ”を感じることがときどきあります。このような臨床家として感じる、「一体何が重要なのか」「何がわかっていないのか」「ツボは何なのか」を自らの経験に基づいて完結に述べられています。
Critical thinking脊椎外科
側弯症
今日の午前は外来でした。夏休みが終わろうとしているためか、2名連続で側弯症の学校検診に引っ掛かった高校生が受診しました。
側弯症例の80-90%は原因不明の特発性脊柱側弯症です。しかし特発性(=原因不明)と診断するには、潜在しているかもしれない神経学的異常や筋・系統疾患を除外する必要があります。
神経学的異常所見を発見するためには、腹壁反射が有用です。もし腹壁反射で片側のみ消失している場合には、MRIを撮像して脊髄空洞症を除外しておく必要があります。
私達は画像でCobb角を計測して、①15度以下は6ヵ月毎の経過観察 ②15~25度は3ヶ月毎の経過観察 ③25度以上で発育が1年以上見込まれる例は装具療法導入 と単純化しがちです。
もちろん、ほとんどの症例は上記アルゴリズムで問題無いです。しかし、腹壁反射は簡単に確認できるので、学校検診で引っ掛かって受診した患児には全例で確認する必要があると思います。
ちなみに装具療法は、側弯の矯正効果をあまり期待できず、側弯が増悪することの防止効果が目的となります。したがって側弯が増悪する前に治療開始することがポイントになります。
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