整形外科医のブログ

投資の成功によって30歳代で経済的自由を達成しました。 医師起業家として年商10億円企業を目指して日々奮闘中

外来

あなたは積極的に再診予約する派?

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私は外来で初診で診た患者さんはできるだけ再診予約するように努めています。初診患者さんを再診予約するか否かは、各ドクターの方針で大きなばらつきがあるように思います。


できるだけ再診予約をとらない医師も散見し、このような医師の外来は予約が無くてスカスカです。ただ、予約数が少ない=外来患者数が少ないというわけではありません。


予約無しで再診する患者さんは多いのです。医師にとっては予約を取らない方が少しは患者数が減って楽なのですが、予約を取得していない患者さんはたまったものではありません。


予約取得をできるだけ回避する医師は、トラブルが多い印象を抱いています。患者さんがイライラしがちなのも理由のひとつですが、医師の気持ちに問題があるケースも多いです。


このようなことを考えながら、私はできるだけ再診予約するようにしています。そして私が
初診患者さんを再診予約する理由は 3つあります。


まず第一の理由は、一度診ただけで 100%確実な診断は難しく、思ってもいない変化が起こることが時々あるからです。リスク回避のために再診を促すのです。


第二の理由は、再診予約することで患者さんに安心感が生まれるからです。再診予約せずに突き放すよりは、しっかりフォローしますというメッセージを与えるからです。


第三の理由は、再診予約すると患者さんの待ち時間が減るので、患者さんのストレスも少なくなります。いい感じの雰囲気で外来が始まるのでお互いハッピーです。


このような多くの利点があるので、敢えて
私は初診した患者さんは可能な限り再診予約することにしています。


予約をすると、どんどん外来患者数が増えるのではないかと思う方も多いでしょう。しかし、実は再診患者さんはそれほど労力を要しません。


初診時にしっかり診ているので 2回目以降の受診は現状確認でOKだからです。再診にはあまり
労力が必要ないので、患者数多くなるものの実際の負担はそれほどでもありません。



一方、初診患者さんは一切予約しない派の医師はどうでしょうか? 調子が悪くて受診した患者さんは延々と待ち続けるので、非常にイライラ感が募っているケースが多いです。


また、患者さんが
他の医師に流れる確率が高まるため、その医師の評判は必然的に落ちます。他から流れてきた患者さんを診ることほど不信感を熟成することはないですから...



このような理由があるので、多少しんどくても初診患者さんは再診予約してしっかり診ていくスタンスの方が、長い目で見るとそのドクターに資すると思うのです。






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MP関節でギプスに干渉しない巻き方

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最近、立て続けに子供のギプスを巻く機会がありました。ギプスをキレイに巻く技術は、整形外科医にとって基本中の基本です。


そうは言っても、常に100点満点のギプスを巻けているのかと言うと、少なくとも私の場合は恥ずかしながらそうではなさそうに感じています。


忙しい外来の合間にギプスを巻くので、どうしても粗が出てしまいます。もちろん、ニッパーなどで成型すると問題ないのですが、時間が無いので一発でキメるのが理想です。


手関節のギプスの場合、MP関節にかけないことは常識です。しかし、特にギプスを巻き終えた段階で、100% MP関節を回避できているかは怪しいと思っています。


このような経験から、手関節のギプスを巻く際は母指IP関節部との位置関係を常に意識することでMP関節にかかることを回避するように心がけています。


これは、母指IP関節の高さが残りの4指のMP関節の高さに相当するためです。このため、母指MP関節を目安にギプスを巻くと、ほぼMP関節にかからずギプスを巻くことが可能です。


このようなコツを知っているだけで、美しい(?)ギプスを巻くことが可能だと思います。MP関節巻き込みで困ている先生がいらっしゃれば一度実践することをお勧めします。







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戸建投資好きでもマンション暮らし?!

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私は回復期リハビリテーションも担当しています。
回復期病棟においては、自宅退院率の上昇が喫緊の課題です。


その観点から、自宅退院を促す因子として下記が重要だと感じています。

  1.  住居形態
  2.  同居する家族の有無


まず①の住居形態ですが、戸建てよりもマンションの方が自宅復帰率が高いです。戸建てには階段や段差があるため、体力の衰えた高齢者には自宅復帰のハードルが高くなります。


一方、マンションに関しては基本的にエレベーター付きの物件が多く、またバリアフリーに近いマンションが多いため、戸建に比べると退院がスムーズな印象です。


次に②の同居する家族の有無ですが、こちらは独居よりも同居家族がいる方が何かと援助を得やすいため、自宅退院がしやすい印象です。


私は不動産投資家なので、余程の好立地物件以外は、区分所有マンションは投資不適格と考えています。


このため、私自身では区分所有は所有しておらず、1棟マンションもしくは戸建てが不動産のメインポートフォリオです。


しかし、もし自分が高齢者になった場合のことを考えると、いくら立地が良くても戸建は生活が不便になるので、区分所有マンションに引っ越すかもしれないと感じています。


投資的な感覚と高齢者にとっての居住性との間には、ミスマッチが存在しているのではないかと思う今日この頃です。








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ステロイドの関節内注射

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ステロイドの関節内注射は、作用時間が短いものの除痛性に優れるため、昔から変形性膝関節症の保存治療のひとつの選択肢として用いられてきました。


しかし、日本整形外科学会のOARSI勧告に基づくガイドラインによると、
効果が短期間であることと、頻繁には使用しない方がよいという理由から推奨度Cです(推奨度A~D)。


更に、OARSIでは年に4回までにとどめることを勧告しています。ステロイド関節内注射群と対象群を2年間比較すると、0.1mm軟骨が薄くなったという報告もあるそうです。


私は、OARSIのヒアルロン酸製剤の関節内注射に対してはdisagreeなのですが、ステロイドの関節内注射に対する制限に関しては全く同意しています。


ステロイドはヒアルロン酸製剤と比較すると短期的な効果は優れていますが、石灰化、皮膚萎縮、感染などさまざまな合併症が生じるので頻回使用は厳に慎むべきでしょう。


ただし、どうしてもステロイド関節内注射を施行せざるを得ない場面があることも事実です。臨床的にステロイド関節内注射が著効しそうなのは下記のケースだと思います。


  • 若年者
  • 画像上の変形が少ない
  • 可動域制限無し



ステロイド関節内注射の頻回使用は合併症の観点から避けるべきではあるものの、症例によってはメリハリをつけて使用することもアリかなと考えています。







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高齢患者に伝えたい4つのポイント

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先日、相互リンクいただいている「内科医たくゆきじ
で興味深い記事を拝見しました。高齢の患者さんが心不全や肺炎で入院する時に話さなければならない4つのこと
です。


たくゆきじ先生は、ブログ内で下記について詳述しています。

  1.  入院中は必ず体力が落ちること
  2.  入院中も別な病気になりうる
  3.  入院に落ち着かなくなる人がいる
  4.  急変した時の対応について



言われてみれば当然のことなのですが、私たち整形外科医では、なかなか全ての項目を漏れなく患者さん(およびご家族)に伝えることは難しいかもしれません。


そして秀逸なのは、上記の4つのポイントのテンプレートがブログ内でまとめられていることです。下記に画像を貼付します。



55 - コピー




テキストベースで欲しい方は、是非たくゆきじ先生のブログを訪問してみてください!








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