整形外科医のブログ

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外用剤

湿布のオーダリングで兵糧攻め?!

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最近では、オーダリングシステムを導入している医療機関が大半だと思います。各医療機関で”クセ”がありますが、特に外用剤の処方のときに問題が発生することが多い気がします。


従前からその傾向がありましたが、2016年4月から始まった平成28年診療報酬改定で拍車がかかりました。


厚労省の意図は明白で、保険診療から湿布等の外用剤を外したいようです。その過渡期として、現在のような訳のわからない縛りを設けているのだと思います。


医療関係者は、厚労省の意図を当然理解しているため、外用剤の平成28年診療報酬改定に対応したオーダリングシステムの変更を行なうつもりが無いのでしょう。


このため、各医療機関で外用剤のオーダリングシステムが奇怪な変貌を遂げています。いずれも従来のオーダリングシステムに、小手先だけの変更で対応しているからです。


これ自体は仕方ないことですが、日本語の体を成していないオーダリングシステムがあるので苦労します。その医療機関の職員も、何故そのような表記なのか理解していません。


とにかく、日本語の意味を無視してその医療機関に準じたオーダリングを習得するのは、特に外用剤においてはなかなかハードルが高いです。


このため、最近の私は可能なかぎり外用剤(湿布)を処方しなくなりました。患者さんには、(ロコアテープ以外の)湿布は効果ありませんから、と説明しています。


まさに厚労省の思うつぼですね(笑)





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湿布による光線過敏症(光かぶれ)

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整形外科ですから、外来をしていると毎回たくさんの湿布を処方しています。患者さんの中には湿布を貼りっぱなしにする方もいるので、結構な頻度で湿布かぶれを併発されます。


おそらく、私達が何も言わなければ一日中湿布を貼りっぱなしにしてしまう患者さんが大半ではないでしょうか?湿布かぶれの中でも、光線過敏症は一度併発するとやっかいだと感じています。


光線過敏症は、ケトプロフェン含有の湿布を貼ったまま日光に当たると発症することがあります。一度、光線過敏症を併発すると、貼るのを止めても日光に当たると何度も再発してしまいます。


少なくとも1ヵ月は、その部分に直射日光はもちろんのことガラス越しや薄手の衣類を透す紫外線も当てないようにする必要があります。


湿布かぶれの予防のために、長時間貼りっぱなしにしないこと(3~4時間を推奨しています)や汗をかいたら剥がす等を患者さんに説明しています。


これだけでもたくさんの患者さんに説明するのは大変なのですが、湿布を日光に当てない等の光線過敏症対策まで説明するのは非常に手間取ります。


最近、ケトプロフェンを含有するモーラステープは極力処方しないようにしています。湿布で根本的な治療はできないので、患者さんの不利益を知りつつ敢えてモーラステープを処方する意義を見出せないからです。





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