同じ病院の上司の先生が、医療機器のアイデア商品をいくつか発案されました。
医療器械メーカーに頼んで、試作品を作成してもらっています。


結構使い勝手が良いので重宝しています。 「 これは便利だから、売り出せば利益になるのでは? 
」 と思って訊いてみると、そういう発想は無かったとのことでした(笑)。


この先生がおっしゃられるには、「 今までいくつか手術器具を発案したが、ことごとく医療器械メーカーにアイデアを盗まれた 
」 とぼやいていました。


私は、鎖骨固定帯で意匠権を取得しているので、何故知的財産権を取得しないのかとお伺いしたところ、そのような発想も無かったとのことでした。


う~ん、これはもったいなことです。日常診療で 「こんなのが在ればいいなぁ」 って思うアイデアは
、メシの種になる可能性を秘めています。


しかし、単なる思い付きではメシの種にはなりません。アイデアを活かすには、知的財産権を取得する必要があります。このような場合、すぐに弁理士に相談することが望ましいです。


弁理士と相談の結果、これは行けそうだ! ということになれば、特許事務所を通じて意匠権などの登録出願を行います。私の場合、費用はトータルで約20万円ほどかかりました。


知的財産権を取得してから医療器械メーカーなどと商品化の相談をすると、自分のアイデアが守られるのです。知的財産権があると、医療器械メーカーとの交渉力もアップします。


もしライセンス契約が締結されて使用料が入ってくると、いわゆる不労所得が生まれます。そして、残念ながら手を挙げてくれるメーカーが無くても知的財産権を保有するメリットはあります。


将来、今回のアイデアを商品化する企業が現れれば、知的財産権の侵害で訴訟を提起できるからです。
つまり、知的財産権は多少高額な「宝くじ」のようなものです。


尚、知的財産権取得のためには「新規性」が重要視されます。このため、学会で発表したり論文が掲載されてしまうと、新規性を喪失してしまいます。


このため斬新なアイデアがあれば、論文で発表したり医療器械メーカーに相談する前に、まずは知的財産権を取得することを強くお勧めします。





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