整形外科医のブログ

投資の成功によって30歳代で経済的自由を達成しました。 医師起業家として年商10億円企業を目指して日々奮闘中

書評

書評: 成功は”ランダム”にやってくる!

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著者のフランス・ヨハンソン氏は、スウェーデン出身のコンサルタントで過去にソフトウェア会社を設立しています。代表作にメディチ・インパクトがあります。本書の中で著者は「まぐれはつくれる」というメッセージを発しています。



                        


     
成功は“ランダム"にやってくる! チャンスの瞬間「クリック・モーメント」のつかみ方



現実の世界で物事が計画通りに成功する確率は低く、予想外のことが起こって状況がひっくり返される例がたくさんあります。


テニスやチェスなどの厳密なルールがある世界ではイノベーションが起きる余地が無いので、専心努力して確立された勝利の方程式をマスターすれば成功する確率が高いです。これに対して社会的規範のゆるい分野ほどルールがすぐに変化するため、確実に成功する手法は存在せず予測できない方法で初心者が参入して成功を収めることが可能となります。そして現実社会は後者に属します。


世界は予測不可能であり、すごい速さで変化しています。テニスやチェスのようにゲームのルールが固定されていない限り、このような速い変化を受けて成功はランダムになります。誰かが成功したときの方程式を教えてもらうことは一見ありがたく思えるが、そのような方程式が存在すること自体が方程式の効果をなくしてしまうのです。


ランダムな出来事に運命を左右されることが増えているこの世の中では論理は役に立たないのです。しかし、複雑系が支配する現実社会でも成功する確率を上げるためのアプローチが存在すると著者は主張します。それは下記のステップを踏むことです。


   ① クリック・モーメントを生み出す
   ② 目的ある賭けをする
   ③ 複雑エネルギーを利用する
   ④ 倍賭けする 



① クリック・モーメントを生み出す

成功した人物や企業には、他よりもはるかに大きな影響を与えた瞬間・出会い・印象・洞察があります。このような成功する転換点となった瞬間を著者は”クリック・モーメン”トと名付けました。クリック・モーメントは異なる文化、領域、学問が交わる環境で起こりやすいです。


クリック・モーメントの発生は予測不可能なのですが、自分の専門分野に閉じこもることなく様々な分野からの刺激に身をさらすことでクリック・モーメントを起こして新しい画期的なアイデアを生み出す可能性が高まります。


自分と異なる分野・産業・文化に触れることでアイデアを得る可能性が高まるのです。このためには自発的に接点の多い環境を作る必要があります。これには自分と異なる分野の人と会ったり、普段しないことを積極的に行うことが重要です。



② 目的ある賭けをする

クリックモーメントはチャンスを作り出しますが、それだけではあまり意味がありません。何らかの意味を生み出すためにはそれに続けてある種の行動をとらねばなりません。クリックモーメントで得たチャンスを成功に導くために意図的に行う賭けを著者は”目的ある賭け”と呼んでいます。


1回の目的ある賭けで成功する確率は低いですが、賭けの回数を増やせば増やすほど成功しやすくなります。グーグルは高率に成功するサービスを開発しているイメージですが、多くのサービスを立ち上げては上手くいかないと判断すると短期間でサービスを終了する典型的な多産多死方式です。


何度も賭けをするとクリック・モーメントを効果的に利用できますが、利用できる投資額には制限があります。成功の可能性はアイデアやプロジェクトに投資した金額と相関はないので、賭けの規模を小さくすることが理にかなっています。小規模の賭けをすると、幸運を得る機会が増えるだけでなく、アイデアを繰り返し試すことができます。アイデアを成功させるためには、何度も試すことが重要なのです。


実行可能な一歩を踏み出すためには手持ちの資源について創造的に考える必要があります。著者は余分な予算や時間がない状態でそのアイデアをテストすることを推奨しています。4週間以内にテストできるようにプロジェクトの規模を見直すのです。


更に投資収益率(ROI)ではなく許容損失額を計算することで、プロジェクトが失敗したときにあなたが危険な状態になるかを確認しておきます。最初のアイデアに失敗した場合、あと何回トライする余裕があるかを計算するのです。理想的には大きな困難もなく事業を継続できなければなりません。もし一度しかトライする余裕がないのなら、賭けの規模を最小限に抑えるべくプロジェクトの規模を見直すべきです。



③ 複雑エネルギーを利用する

この世界では記録したり説明したりできないほど多くの力が働いていて、それらの力はランダムに作用し合い効果を高めています。このように予想外の形で出来事や行動を変化させ、増殖させるランダムな力のことを著者は”複雑エネルギー”と呼んでいます。


複雑エネルギーは、予期せぬ結果、カスケード(予想をはるかに超え、波紋のように広がる結果を招く行動)、自己強化ループから成ります。プロジェクトに関する特殊な複雑エネルギーを意図的に生み出すことはできませんが、生み出された複雑エネルギーを利用することはできます。


複雑エネルギーを利用するためには、そのエネルギーが引っ掛かる場所(フック)を作らねばなりません。このためにはプロジェクトを進める前に詳細や細部を全て理解する必要はなく、何でもいいからとにかく始めることが重要です。


驚きに注目することも重要です。私達は予想やニーズと一致しない結果を見落としたり無視しがちですが、驚きと異常値はとても重要です。


複雑エネルギーによってチャンスの窓が不意に開いたり閉じたりします。チャンスの窓が開いている時間は長くないので、複雑エネルギーによって状況が変化する前に急いで決断できるよう準備をしておく必要があります。


複雑エネルギーの究極の目的は、自己強化ループやカスケードによって成功がひとりでに大きくなることです。複雑エネルギーを生み出す方法を解明することはできませんが、それが生まれたときに利用できるように準備しておくことが重要です。



④ 倍賭けする

全ての複雑エネルギーをコントロールすることはできないが、物事がうまくいき始めるとき、それに気付くことはできます。そうなったときには倍賭けするべきです。こういう瞬間はめずらしく、毎日起きることではありません。私達は複雑エネルギーをコントロールしたいという欲求を持っていますが、それはとても難しいです。


そのかわりに複雑エネルギーが引っかかるフックを作っておき、プロジェクトのどれかがそれに引っ掛かったことを確認してから倍賭けするのです。ここで言う”倍賭け”とは、上手くいって欲しい、大成功して欲しいという期待を持って、時間・資金・能力・その他の資源をプロジェクトに投入することです。



以上が本書のレビューですが、私が2013年に読んだ書籍の中で最も有用な内容でした。具体例を挙げて上記の内容を説明しているので、理解が更に深まると思います。




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管理人監修の「勤務医の、勤務医による、勤務医のための資産形成マニュアル」です。高度な医療技術で社会貢献するためには経済的安定が不可欠! という信念のもと、管理人は多くのメンターから指導を受けました。

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書評:  「悩み」は「お金」に変わる

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著者の小野たつなり氏は、学生時代からアフィリエイトビジネスや情報商材販売ビジネスを中心に活動してきました。会社に勤めた経験は無く、起業して数年で10億円を売り上げを達成したとのことです。



                            

              
             「悩み」は「お金」に変わる (角川フォレスタ)
              



この書籍の良かった点は、悩みはお金に変えることができるという発想を教えていただいたことです。そして、その悩みをお金に変える手法(=解決方法の販売)について、コピーライティング・マーケティングの具体例が書いてあり参考になりました。


そして、今までと違う選択枝をあえてするということも共感を覚えました。気にいらない先輩に誘われた飲み会に参加してみる等の小さなことでもいいから、とにかく今までと違う選択をすることで「自分らしさ」を変化させることが大切とのことです。


ただ、本書の内容には注意点あることも事実です。まず、仮に売上が10億円だったとしても、当然経常利益が10億円ということはありえません。つまり純粋に手元に残った金額の開示がなされていないのです。


著者も本書の中で述べていますが、マーケティングに相当の資金を投入しています。このため利益率はかなり低くなっている可能性があり、少なくとも著者が得た利益は決して10億ではありません。


また、情報商材販売全体に言えることですが、高額商品の購入層の多くが情報商材販売での起業を目指しています。つまり、上位にいる者が下位の者から収奪する構図であり、残念ながら現時点では虚業といわれても仕方ない業界だと思います。


尚、アマゾンのレビューの評価が異常に高いのが少し気になります。この書籍に星5つを付けた20名全員のレビュー履歴が、この書籍のみであることに違和感を感じました。ただ、総じて良心的な内容の書籍で、多くの気付きを与えていただいたことには間違いありません。




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書評: 頻用薬の使い分け

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今日は書評です。


医師として仕事をするに際して、薬を処方することを避けることは不可能です。しかし自分の身を振り返ってみると、鎮痛薬・睡眠剤・感冒薬・胃薬等の一般薬についてきっちりと体系立てて学んだ記憶がありません。


なんとなく泥縄式に業務をこなしているのでそれなりに断片的な知識はあるのですが、個々の知識がバラバラの状態のままでした。そんなときに、大学からパートに来てくれている前期専攻医の先生に『頻用薬の使い分け』を紹介してもらいました。


                      

 症状と患者背景にあわせた頻用薬の使い分け―経験とエビデンスに基づく適切な処方



一般的で使用頻度の高い、鎮痛薬・睡眠剤・感冒薬・胃薬・止痢薬・去痰薬・便秘薬等の薬剤が、全13章にわたって系統立てて書かれています。それぞれの章の最初に、薬剤の分類図が記載されています。各系統間の薬剤の使い分けも平易な文章で書かれており、非常に実践的な書籍だと思います。


この手の知識は一度理解すると次回からは応用が利くので、少なくとも整形外科領域でよく処方する薬剤については系統図を理解した上で、使い分けを覚えていくとよいでしょう。頻用薬の知識の整理には、お勧めできる書籍だと思います。


また、姉妹本に『類似薬の使い分け』があります。こちらは全15章からなり、降圧剤、抗不整脈薬、狭心症治療薬、脂質異常症治療薬、糖尿病治療薬、消化性潰瘍治療薬、鎮咳薬、皮膚科疾患治療薬、抗菌薬などが1章ずつ割り当てられています。




                   


    類似薬の使い分け―症状に合った薬の選び方とその根拠がわかる



一般整形外科医の立場からは『頻用薬の使い分け』の方が有用性が高そうですが、それなりにジェネラルに対応する能力が必要なら、『類似薬の使い分け』もお勧めできる書籍です。


書評: 研修医当直御法度

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今日は書評です。


医師として救急の初期対応ができることは必須のスキルです。しかし、救急医療は非常に広範囲の疾患を取り扱います。本格的な救急医療を学べる施設で数年研修すれば、ある程度の初期対応が可能となりますが、全員がそのような機会に恵まれるわけではありません。


また、若い医師は当直業務に携わる機会が多いですが、夜間は上級医が不在なので独力で専門外の疾患にも初期対応する必要があります。救急医療の診断・治療体系を俯瞰するために、『 研修医当直御法度 』は、最もお勧めの書籍です。




                     


                  
研修医当直御法度 第5版



大学からパートに来てくれている前期専攻医の先生に推薦してもらった本です。サイズがコンパクトで読み安く、目次が代表的な46の症状別の構成になっています。救急患者が搬送される前に、診断から治療・ピットフォールまでサッと予習できる程度の分量にまとまっています。


さすがに広く浅くの編集ですが、救急や当直の現場ではむしろ調度良いボリュームだと思います。辞書的に使用するというよりは、急患対応前の虎の巻的に利用するのが良いようです。
1996年の初版以来、若手医師のベストセラーになっているのも頷けます。



書評: 超音波で分かる運動器疾患

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整形外科領域において、超音波検査の重要性は高まる一方です。もともと肩関節や小児領域ではメジャーな存在でしたが、関節リウマチにおいて超音波検査の重要性が認識されたため、整形外科医にとって超音波検査の技術は必須となった感があります。


しかし、器機の進歩や技術の向上が早く、忙しい整形外科医が超音波検査の習得に取り組み始めるのは少しハードルが高いと思います。できるだけ最短で超音波検査を習得するためには、良質な教科書は必須です。『 超音波で分かる運動器疾患 』 は、そんな整形外科医のニーズにぴったりの書籍です。



                    



           
超音波でわかる運動器疾患−診断のテクニック



アトラス的な書籍が多いなかで、実際に臨床で使うときの異常所見や注意点等がていねいに記載されています。また、日常診療で必要な解剖の知識もコラムにまとめられており、超音波所見と対比して読めるので非常に有用です。


『 
手にとるようにわかる関節リウマチの超音波検査 』 と甲乙つけがたいですが、関節リウマチ以外の整形外科領域でも超音波検査を使用したいと考える方には、『 超音波でわかる運動器疾患 』 に軍配が上りそうです。


もちろん、関節リウマチで超音波検査を使用したい方は、『 
リウマチ診療のための関節エコー撮像法ガイドライン 』  もしくは、『 手にとるようにわかる関節リウマチの超音波検査 』 も購入する方が良いと思います。


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