先週の火曜日は夕方から株式投資のセミナーに行って来ました。不動産関係のセミナーにはよく出席しますが、株式投資のセミナーに参加するのは久しぶりです。
今回の株式投資セミナーの講師は、元外資系ヘッジファンドのファンドマネージャーの方です。ちょうど私と同い年で、年初に私が開催した太陽光発電の見学会にも参加していただきました。
この方とは「大家仲間」なので、株式投資の話しをする機会はあまりありませんでした。よく考えてみたら非常にもったいない話しですね。
さて、さすがにヘッジファンド出身だけあって、株式投資の目的は「絶対収益」です。つまり相場環境に左右されずに収益を上げ続けることを目標としています。
この日のセミナーは株式投資のコツでしたが、結構レベルが高くて満足できる内容でした。この方がこの日に言いたかったことは下記の3つでした。
1. 株式投資はしないほうが良い
2. ルールを作ってそれを守る
3. 100万円をタネ銭にして始める。それを1000万円にすることを目標にする
①は笑えますが、株式投資をしなくても食っていける状況であればそれに越したことは無いとのことでした。確かに株式投資で成功するには尋常でない精神的負担が必要となります。
②は、損切りと利食いのルールを徹底することです。例えば、10%下がると売る(損切り)・高値から10%下がったら売る(利食い)・3ヶ月動かなかったら売る(時間の損切り)等のルールです。
もちろん、実際のルールはこのような単純なものではありませんが、過去のデータを検証して使えるルールだと判断したら、そのルールに従って売買することが重要です。
③は、大きくもなく小さくもない金額で株式投資を始めて、とにかく経験を積むことが重要です。この中でも特に②が重要とのことでした。
さて、この日のセミナー内容を自分なりにまとめてみると下記のごとくでした。
1. 株式で利益を出すコツは「売買方法」
2. 投資対象の期待値を確認して、期待値の大きい対象を選択する
①は、過去のデータを検証して作成したルールを必ず守ることです。売買ルールを逸脱すると最終的には必ず負けてしまいます。
②の期待値は、投資金額に対して見込まれる投資収益金額をあらわしたもので、この数字が大きい対象を選択します。具体的には、個別株であれば収益性や成長性が高いものです。
期待値を上げる方法として、長期的なマーケット動向に逆らわないことと、 業績の良い銘柄を選択することが特に重要です。これは順張り投資の王道でもあります。
正直言って、この方の株式投資戦略は私と真逆の手法です。そして私が得意とする下落相場では、私と異なり先物売りを駆使して絶対収益を目指すそうです。
私のように10年間で3年間しか投資機会が無いようなことはなく、常に投資するチャンスがあります。省時間では私の手法に軍配が上がりますが、収益性はこの方の手法の方が上です。
私の手法の問題点は、上昇相場で投資のチャンスを掴めないことです。この弱点を克服するヒントにならないかを検証したいと思います。
第88回日本整形外科学会学術総会期間中の2015年5月23日に開催した、本ブログ管理人による 「医師のための資産形成セミナー」 の動画、および講演で使用したスライドです。
本セミナーは経済的自由獲得を目指す医師向けに開催しました。 資産形成マニュアル は、医師に最適化した資産形成手法だと自負していますが、文書だけでは伝わらないことも多いです。
講義内では、資産形成マニュアルにおいて文面だけでは伝えきれなかった資産形成のコツや、寝ていても定期収入をもたらしてくれる 「資産の自動運転化」 を中心に説明しています。