整形外科医のブログ

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棘突起縦割式腰椎椎弓形成術

腰椎は中枢側からの除圧が吉?

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先日、棘突起縦割式腰椎椎弓形成術(L35)を施行しました
術前のMRIでは、L4/5>L3/4の脊柱管狭窄を認めました。


術後AP



今回はL4の棘突起を縦割して手術を行いました。私の場合、まずL3-5までの椎弓を掘削して骨性処置を全て終了してから、2椎間連続で軟部の処置を行います。


L4/5の狭窄が高度であったため、軟部組織の切除はL4/5から開始しました。しかし、L3/4の除圧が未だったためか硬膜管が膨らまないため、上手くLigamentum flavumを切除できません。


硬膜管が萎んだままなのでLigamentum flavumに張りがなく、ケリソン鉗子でズムーズに切除できないのです。半分ほど切除しましたが、効率が悪いのでL3/4の除圧を行うことにしました。


L3/4の軟部組織を切除するとL4/5の硬膜管が膨隆してきました。Ligamentum flavumにも緊張感が出てきたので、あっという間にL4/5の除圧も終了しました。


私は手術を行う際、基本的には一番重要なところの処置を最優先で行うことにしています。これは、術中に不測の事態が発生しても、そのまま手術を終了できるようにするためです。
 

つまり、常に退路を確保しながら手術を行うことを意識しています。 しかし、2椎間連続の脊柱管狭窄症では、どうも上手くいきませんでした。


今までどちらの高位から除圧するのか深く考えたことは無かったのですが、2椎間連続の脊柱管狭窄症では、中枢側から除圧するという方針で統一すれば良いのでしょうか???
 




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2椎間連続のMILD法

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今日の午前の手術は、筋肉温存型腰椎椎弓間除圧術(muscle-preserving interlaminar decompression: MILD法)でした。L4/5およびL5/S1の2椎間で高度の狭窄を認めました。


このような連続した2椎間の狭窄をきたした腰部脊柱管狭窄症の場合、これまでは手術時間短縮のために棘突起縦割式腰椎椎弓形成術
を施行してきました。


しかし、棘突起骨片がフリーになるので、腰痛や腰部筋力低下を来たす可能性があります。したがって、今回は2椎間ともMILD法を施行しました。


2椎間連続のMILD法では、間にある椎体の棘突起が非常に短くなることが問題となります。棘突起中枢側の1/5・末梢側の1/2を掘削するので、中央に小指程度の棘突起した残せないのです。


このような小さな棘突起からもしっかりと傍脊柱筋が起始するので、棘突起縦割式と比較して腰部の後方軟部組織のほとんどを温存することが可能です。


こう言ったことを念頭に置いて今日も中枢側から慎重にMILD法を施行しました。L4/5ではL5棘突起中枢側の掘削を最小限に、L5/S1ではL5棘突起末梢側の掘削を最小限にしました。


その結果、L5棘突起を綺麗に温存することができました。棘突起縦割式よりも20分程度余分に時間が掛かりますが、後方の軟部組織温存のためには仕方無いと思っています。



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