私は2012年7月~11月の電力危機の際に、電力株を大量に購入しました。
しばらく鳴かず飛ばずだったのですが、最近になってようやく株価が復調してきました。


日本株式全体では、中国やギリシャ問題のため株価は軟調です。そんな中、私のポートフォリオの20%ほどを占める電力株だけは順調に推移しています。


投資を開始して3年目でようやく芽が出てきたのですが、現時点での投資成績を評価してみました。下表の右の数字は、購入価格に対する7月24日の終値ベースの倍率です。   


         東京電力    1.99 倍 
         中部電力    1.96 倍    
         関西電力    1.77 倍    
         中国電力    1.90 倍    
         北陸電力    2.19 倍    
         東北電力    3.26 倍    
         四国電力    1.98 倍    
         九州電力    2.06 倍    
         北海道電力   2.41 倍    
         電源開発    2.49 倍 


購入価格の3.26倍と東北電力のパフォーマンスの良さが光りますが、残念ながら200株しか所有していません。東京電力と東北電力はリスクが高いため株数を増やす勇気が無かったのです。


一方、原子力発電所を所有していない電源開発は、電力危機においても高株価であったため所有株数が少ないのですが、その他の銘柄はすべて1000株以上所有しています。


電力株投資を検証した結果、リスクが高い銘柄のパフォーマンスが光っていました。最もハイリスクな東京電力が1.99倍と低パフォーマンスなのは、怖くて購入時期が遅かったためです。


東京電力に関しては株価的にはまだ現時点でも購入するチャンスがあるのかもしれませんが、賠償金の問題のため買い増しには二の足を踏んでしまいます。


ここで思い切って踏み込んでいくのも一法かもしれませんが、どうもそこまで私には度胸は無いようです。円の減価とともに賠償負担が軽減される可能性もあるのですが・・・


以上をまとめると、10銘柄中1~2銘柄ぐらい破綻しても、購入価格が安ければ全体でみれば十分に利益を出せることを再認識しました(幸い、実際は破綻ゼロでした)。


やはり投資の世界では、「絶対損するのはイヤ!」という心情では儲けることは難しいようです。稼ぐためには、労働して額に汗をかくか、投資で心に汗をかくか、のどちらかなのでしょうね。


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