今日の午前はアルバイト先で外来をしていました。
1ヶ月前に腱鞘切開術を施行した方が最終確認のために受診されました。


痛みや可動域制限もなく何の問題も無く治療が終了しましたが、診察の最後に今回施行した手術や治療全般に対する患者さんの感想をお伺いしました。


ちなみに私は一般のサービス業を見習って、今後の治療や診療技術向上のために、手術を施行した患者さんにはこのようなアンケートを採ることにしています。


今回の感想は「手術の際の局所麻酔がとても痛かった」とのことでした。私は皮内針で局所麻酔を施行していますが、それでもやはり痛みはキツかったようです。


ただ、その方がおっしゃられるには、歯科で抜歯する際は局所麻酔の注射前に歯茎に局所麻酔のスプレーを撒布するそうです。この処置により本番の局所麻酔が痛くないとのことでした!


ムムッ、歯科医師やるな!と思ったので、整形外科分野でも応用可能かを早速試してみました。外来にはキシロカインスプレーが無いので、キシロカインゼリーを自分の手掌に塗ってみました。


しかし10分しても手掌の感覚はほとんど変わりません。少しぐらいは感覚がニブくなったかな?とも思いましたが、つねると充分痛いのでとても局所注射をする気にはなれませんでした(笑)。


やはりキシロカインゼリー程度では、通常の皮膚と粘膜面とで随分様相が異なるようです。今度は手術室でキシロカインスプレーではどうなるかを試してみようと思います。




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