先日、アルバイト先のクリニックで夜診をしている際に、おもしろい発見がありました。
上腕骨外上顆炎(テニス肘)の新患患者さんを診察した後の出来事でした。
一通りの診察を行い、病名と治療方針についての説明を行いました。その後、中待合で看護師さんが病因やストレッチの仕方を5分ぐらいかけて丁寧に説明していることに気付いたのです。
これだけ丁寧に説明すると患者さんの満足度はかなり上がると思います。医師が説明することが望ましいでしょうが、多くの患者さんを診察する必要があるので現実的ではありません。
限られた医療資源を最大限活用して患者さんの満足度アップに努めているクリニックの診療姿勢を見ると、このクリニックが地域一繁盛している理由がよく分かります。
決して昔からの老舗クリニックだから繁盛しているわけではないのです。私は、数年前まで基幹病院に勤めていたので、両者の診療姿勢の違いを見ると感慨深いものがあります。
確かに医療レベルでは基幹病院と比較になりませんが、アクセスの容易さや患者さんの満足度まで含めた総合評価では、結構いい勝負をしていると思います。
病院勤務医は少なくとも外来に関しては歩合制ではありません。このため治療で結果を出すことを最優先とするあまり、患者さんの満足度は二の次にする傾向があります。
このような意識のまま開業してしまうと、集患に苦労する原因になるかもしれません。そういう意味ではアルバイト医としてクリニックで診療することはメリットがありそうです。
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