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腫瘍

金正恩氏は足根管症候群だった!

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北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)第1書記が、”足首にできた水疱の除去手術” を9~10月初旬に受けたというニュースはご存知の方が多いと思います。


ニュースソースによって”嚢胞”や”腫瘍”などの言い回しが錯綜していますが、どうも病名は足根管症候群(Tarsal tunnel syndrome)だそうです。


韓国の国家情報院によると、今年5月に金正恩の左側の足首くるぶしに水疱ができて痛みが激しくなったため、9~10月初旬に欧州の専門医を北朝鮮に呼んで診断を受けたそうです。


診断の結果、足根管症候群だったため、欧州から招聘した専門医から手術を受けたが、高度肥満に加えて過量の喫煙のために再発の可能性があるとのことです。


足根管症候群を来たす原因としてはガングリオンが多いので、ニュースで報道されていた”腫瘍”や”嚢腫”とはガングリオンのことを言っているのかもしれませんね。


それにしても驚いたのは、金正恩氏は北朝鮮の医療スタッフを欧州に送って足根管症候群の治療技術を学ばせているとのことです。


たかが足根管症候群レベルの手術を自国内で賄えずに欧州から専門医を招聘せざるを得ないとは、北朝鮮の医療レベルも末期的だなと思うのは私だけでしょうか?
 


                 ★★ 管理人お勧めの医学書 ★★
 


ガイドラインに準拠してわかりやすくコンパクトにまとまった良書です。概論が最初の30ページ程度なので、これはあらかじめ通読するとよいでしょう。各論は原発性骨腫瘍、腫瘍類似疾患、転移性骨腫瘍、軟部腫瘍、骨系統疾患、代謝性骨疾患の6章に分かれています。各章とも疾患ごとに、豊富な写真でわかりやすく解説されています。



                      

 骨・軟部腫瘍および骨系統・代謝性疾患 (整形外科専門医になるための診療スタンダード 4)


書評: 骨・軟部腫瘍および骨系統・代謝性疾患 (整形外科専門医になるための診療スタンダード 4)

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今日は書評です。


整形外科領域において、腫瘍はマイナーですか重要な分野です。
特に悪性腫瘍は患者数が少なく、基幹病院以外ではめったに遭遇することはありません。
しかし見逃すと重大な結果をまねいてしまうため、常に頭の片隅においておく必要があります。


一般の整形外科医師は、系統的に骨・軟部腫瘍を学ぶことは少ないと思います。
したがって、平易でかつ分かりやすく記載された辞書的な書籍が有用です。
”骨・軟部腫瘍および骨系統・代謝性疾患”は、そんな一般整形外科医師のニーズにぴったりの書籍です。


                                                 
骨・軟部腫瘍および骨系統・代謝性疾患 (整形外科専門医になるための診療スタンダード 4)


概論が最初の30ページ程度なので、これはあらかじめ通読するとよいでしょう。
各論は原発性骨腫瘍、腫瘍類似疾患、転移性骨腫瘍、軟部腫瘍、骨系統疾患、代謝性骨疾患の6章に分かれています。各章とも疾患ごとに、豊富な写真でわかりやすく解説されています。


全体的にガイドラインに準拠してわかりやすくコンパクトにまとまった良書といえます。
注意点は、特に軟部腫瘍において良性・悪性が同じセクションで記載されていることです。
良性・悪性軟部腫瘍を分けた書籍に慣れた方は少し戸惑うかもしれません。


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