整形外科医のブログ

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蜂窩織炎

蜂窩織炎のカンタン治療効果判定法

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外来をしていると蜂窩織炎の患者さんを治療することがあります。しかし、自分の外来出番の関係で、適切な日に受診してもらうのは難しいのが実情です。


例えば本来なら3日後に再診して創の確認をしたいところなのに、次回は1週間後にしか直接診察できない等はザラにあります。このような時には他の外来医師の受診を促します。


しかし、カルテ記載だけでは蜂窩織炎が軽快しているのか否かは判断できないです。当初は発赤範囲を計測してカルテ記載していましたが、再現性に難があり実用的ではありません。



66 - コピー




そこで最近実践しているのは上記のような方法です。蜂窩織炎の辺縁を油性マジックでマーキングしています。これだと蜂窩織炎の範囲が縮小しているのかが一目で判断できます。


カルテにごちゃごちゃ記載する必要もありません。油性なので入浴しても数日程度なら問題なく残っています。こうすることで現在の治療で問題無いのか否かの判断を行います。


副次的なメリットとして、患者さんご本人にも治療効果が一目瞭然であることが挙げられます。蜂窩織炎の患者さんを見かけたら実践することをお勧めします。






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結晶性関節炎と蜂窩織炎の鑑別方法

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昨日の午前はアルバイト先での外来でした。
立て続けに、手背の腫脹・発赤を主訴とした高齢者が受診されました。


局所所見は、いずれも手関節よりも末梢の腫脹・発赤を認めます。単純X線像では手関節内に石灰化を認める方と認めない方が居ました。


血液生化学データは、いずれもCRPが二桁でWBCは10000程度でした。このようなケースでは手背の腫脹・発赤が、蜂窩織炎なのか結晶性関節炎なのか、判断に苦しみます。


血液生化学データでは、結晶性関節炎のWBCは比較的正常範囲内に留まっているケースが多いですが、蜂窩織炎ではWBCが上昇する傾向があります。


しかし、単純にWBCが正常範囲内であれば結晶性関節炎、正常よりも多ければ蜂窩織炎と診断することは、結果があまりに違いすぎるので恐くてできません。


このような場合、私は基本に立ち返って身体所見を重視することにしています。つまり、手背や手関節全体に腫脹・発赤が広がっている場合でも、圧痛点を丹念に探すのです。


手背を中心に圧痛点が限局されない症例では、蜂窩織炎と診断します。一方、どれだけ手背が腫れて発赤していても圧痛点が手関節に限局している場合には、結晶性関節炎と診断します。


この手背から手関節部における”圧痛点”の部位や広がりを丹念に診察することで、蜂窩織炎と結晶性関節炎との鑑別診断が有る程度の精度で可能だと思っています。




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蜂窩織炎にリバノール湿布は有効なのか?

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先週末に上肢の蜂窩織炎の患者さんが入院していました。
血液生化学データがかなり悪かったのですが、当直医が適切な治療を開始してくれていました。


慣習的に、蜂窩織炎の治療の一環としてアクリノール(商品名: リバノール)湿布を施行されることがありますが、この処置は本当に有効なのでしょうか?


昔、日赤で勤務していた際に、皮膚科の部長から”キミは未だに蜂窩織炎にリバ湿布をしているのかね?全く意味の無いことだよ!”と言われたことがあります。


その場は、はあ~っと生返事しましたが、気になったのてPubMed等で検索してみました。すると、リバ湿布での治療成績の論文が一つもヒットしなかったのです・・・。蜂窩織炎にリバ湿布という治療は、もしや日本だけの習慣なのか???


それ以来、蜂窩織炎に対してリバ湿布はしなくなりました。確かに常識的に考えて、皮下組織に広範に波及した感染に対して、経皮的な治療が奏功するとは思えません。


やはり、蜂窩織炎の治療には、抗生剤投与が最も重要なのだと思います。


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