整形外科医のブログ

投資の成功によって30歳代で経済的自由を達成しました。 医師起業家として年商10億円企業を目指して日々奮闘中

超長期逆張り投資

東芝に投資するべきなのか?

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東芝がエライことになっています。
米国の原発事業の損失が、最大7000億円規模に膨らむ恐れが出たのです。


今回の特別損失に先立って、2015年には、経営トップの関与下に、2009年3月期から2014年4−12月期で、計1518億円の利益を水増しする 不適切会計 粉飾決算(※)が発覚しました。


この事件は、田中久雄社長、佐々木則夫前社長、西田厚聰前々社長の歴代3社長が主導していたようです。約7年間も、歴代社長が粉飾決算という犯罪に手を染めていたことになります。


東芝は、三井グループの構成企業で、家電・重電だけではなく重工業でも日立製作所や三菱重工と並んで3強の一角を占めています。昔から私は、憧れをもって東芝を眺めていました。


リーマンショック後に各家電メーカー・重電メーカーが苦境に陥っていた際にも、東芝は独り気を吐いていました。バランスシートもまずまず・・・。嘘だったんですね、全部。


もちろん、不運はあります。特に福島第一原発事故による原発行政の機能停止や、日本の原発の安全神話の崩壊は、原発メーカーとしては大打撃でした。


しかし、ライバルの日立製作所は、苦境の中でも大きな決意をもって事業再編を断行しました。これに対して、東芝は「優等生」という評でした。


数字が嘘だとは誰も疑いませんでした。経団連の会長を輩出する企業が、粉飾決算という犯罪行為に手を染めるとは、想像の範囲外だったのでしょう。


東芝の犯罪行為は、日本株式市場の信用を揺るがしています。信用を維持するためにも、米国のエンロンやワールドコム経営者のように、歴代3社長の実刑判決を望む声が多いです。




私は、金融資産投資では超長期逆張り投資を掲げています。そして、個別株を購入する際には、株価下落の原因を考えます。購入を検討する優先順位は次のごとくです。 

  1.  世界経済の危機
  2.  日本経済の危機
  3.  個別業界の危機
  4.  個別企業のスキャンダル
  5.  個別企業の経営危機   


最も安心して株式を購入できるのは①の世界経済の危機です。私が投資する時期は、①②③に限定しています。そして、③に関してはかなりの目利きが必要です。


例えば、消費者金融業界や光学カメラ業界など、政治やイノベーションのために業界そのものが消滅する可能性があります。一方、資源株や銀行株のように景気循環的な業界もあります。


今回の東芝は、④と⑤です。経営陣のモラルハザードおよび経営判断の稚拙さが原因なので、私の投資基準では不適格です。


過去には、オリンパスやシャープでも、同様のことはありました。オリンパスは復活して、シャープは小康状態です。底値で購入していれば大きな利益が出ましたが、私は後悔していません。


何故なら、これらの企業群の株式を購入する行為は、投資ではなく「投機」だからです。同様の投機を続けていると、確率的にはいつか地雷を踏むことになります。


自分の虎の子の資金を、そのような「浪費行為」に費やすほどバカげたことはないと思うのです。もちろん、東芝は日本を代表する企業です。政府も全面的にバックアップするでしょう。


今回の苦境も乗り切る可能性はゼロではありません。しかし、不正を隠匿する企業風土は簡単には変わらないのではないでしょうか? 私は、そんな企業に投資しようとは思わないです。


※ 大手マスコミは、「不適切会計」という言葉を使っていますが、明らかに粉飾決算です。




★★  医師のための金融資産形成術  ★★


資産家および医師を対象として、2015年10月に開催した本ブログ管理人による 「金融資産形成術セミナー」 の動画、および講演で使用したスライドです。



NY夜景

      



勤務医・開業医の種類に関わらず、医師が資産形成する際には下記の3つを組み合わせることで効率良く資産形成することができます。


1. 医師免許をベースにした人的資産からのキャッシュフロー
2. 不動産からのキャッシュフロー
3. 金融資産投資の技術


①②で得られる安定したキャッシュフローを元手にして、③の金融資産投資技術を用いて資産形成するのです。しかし、多忙な医師が金融資産投資で結果を出すのは難しいのが現実です。


一方、金融資産投資は買値で投資収益性が決まります。 ”多忙な医師がいかにして金融資産を安く買うか?” という命題を解決するため、私は超長期逆張り投資戦略を選択しています。 


今回の「金融資産投資術セミナー」は、資産形成マニュアルで提示した資産形成手法における金融資産投資の各論です。築古木造戸建投資は「守」、金融資産投資は「攻」という位置づけです。


築古木造戸建投資の「守」 と 金融資産投資の「攻」の組み合わせが、安定的な所得のある医師の資産形成における有力な選択肢のひとつと考えています。



産金株投資で新たな悩みが・・・

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2015年8月から産金株(金鉱山株)に本格参戦しています。
産金株は日本には存在しないため、米国のニューヨーク市場が主戦場となります。


私の金融資産投資手法は超長期逆張り投資なので、10年来安値まで売り込まれている株式を更に買い下がっていくスタイルです。このため必然的に投資期間中は悲惨な状況となります。


本格参戦から1ヶ月経過した2015年9月初旬時点で早くも購入価格の84%まで下落してしましました。どんどん自分の金融資産がどんどん「溶けていく」のは精神的にかなりキツイです(笑)。


しかし、本格参戦から3ヶ月経過した2015年11月初旬時点の悩みは時価評価の下落ではありません。購入価格は下記のごとく、すでに97.7%にまで回復しています。


・ 総投資金額 7,722,185円
・ 産金株時価 7,542,571円(2015.11.2現在)   
・ 評価損益  -179,615円   
・ 評価率    97.7% 


9月下旬までフリー・フォールのように底の見えないような下げ方を演じていましたが、第3四半期(3Q)を乗り切ってからは小康状態を保っています。


こうなってくると、悩みの対象が「自分の金融資産が溶けていく恐怖」から「ユニット数が増えないこと」に変化します。残念ながら私の投資手法では毎回この悩みは発生します。


2008~2009年のJ-REIT、2012年の電力株でも本格参戦から数ヵ月で株価の下落が止まってしまい、新規に株式を購入することができなくなってしまいました。


ユニット数(株数)を増やすには、自分の設定した投資ルールを破って上昇していく株価を追っていことになります。しかし、往々にして投資ルールの変更は地獄への第一歩になりがちです。


順張り投資を投資戦略にしている方は、上昇する株価を買い上る投資行為は何の問題にもなりません。しかし、逆張り戦略をベースにしている投資家には致命傷になる可能性があるのです。


金融資産投資において投資の途中で方針を変更することは市場に迎合することになるため、機関投資家の絶好の餌食となってしまう危険性が高まるのです。


そうは言うものの、やはり産金株をもう少し欲しいと思うのも正直な気持ちです・・・。しかし、冷静に考えると、産金株が底を打ったと考えるのは時期尚早です。


キャプチャ - コピー


上図は、2001年から2008年の日経225の長期チャートです。矢印の時点でJ-REIT投資を敢行しましたが、この時と比較すると現時点の産金株ではほとんど恐怖を感じません。


一方、資源価格の下落でスイスの資源大手グレンコアが苦境に陥っています。同社は、売上高で食品最大手のネスレを凌ぐスイス最大の企業で、上場する商社としても世界最大規模です。


この巨大企業が破綻すると世界の金融市場や商品価格への影響は計り知れません。日本でいうと三菱グループの中核である三菱商事が倒産するのと同じぐらいインパクトがあるのです。


そうなると産金株もタダでは済まず、大手産金株といえども何社か破綻することは避けられない状況となるでしょう。そんな阿鼻叫喚な状況が絶好の買場かもしれません。


そんなことも考えながら、ここはグッと我慢して自分の投資ルールに従って淡々と機械的に投資を敢行しようと思います。実現損失よりも機会損失の方がマシですから・・・


★★  医師のための金融資産形成術  ★★


資産家および医師を対象として、2015年10月に開催した本ブログ管理人による 「金融資産形成術セミナー」 の動画、および講演で使用したスライドです。



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勤務医・開業医の種類に関わらず、医師が資産形成する際には下記の3つを組み合わせることで効率良く資産形成することができます。


1. 医師免許をベースにした人的資産からのキャッシュフロー
2. 不動産からのキャッシュフロー
3. 金融資産投資の技術


①②で得られる安定したキャッシュフローを元手にして、③の金融資産投資技術を用いて資産形成するのです。しかし、多忙な医師が金融資産投資で結果を出すのは難しいのが現実です。


一方、金融資産投資は買値で投資収益性が決まります。 ”多忙な医師がいかにして金融資産を安く買うか?” という命題を解決するため、私は超長期逆張り投資戦略を選択しています。 


今回の「金融資産投資術セミナー」は、資産形成マニュアルで提示した資産形成手法における金融資産投資の各論です。築古木造戸建投資は「守」、金融資産投資は「攻」という位置づけです。


築古木造戸建投資の「守」 と 金融資産投資の「攻」の組み合わせが、安定的な所得のある医師の資産形成における有力な選択肢のひとつと考えています。



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