先週の金融市場は荒れに荒れました。恐怖感に苛まれているものの、こんな貴重な経験はめったにできません。投資家としての経験値を上げるためにしっかり胸に焼き付けておこう。
それでは恒例(?)の先週の振り返りです。世界中の市場が暴落したため、全力で買い向かいました。ここまで大規模に投資活動を行ったのはリーマンショック以来です。
電力株は北海道・四国・北陸以外にも戦線を広げて、東北・九州電力に参戦しました。NY市場では欧州銀行株に加えて、大暴落に見舞われた石油メジャーにもチャレンジです。
今年になってからの投資履歴は下記のごとくで、赤字は先週投資分です。3月10日(火)を除いて毎日買っていることが分かります。我ながら激しい...。
北海道電力
2020年1月23日 505円
2020年1月27日 495円
2020年2月25日 500円
2020年2月28日 474円
2020年3月05日 470円
2020年3月06日 450円
2020年3月09日 415円
2020年3月11日 434円
2020年3月13日 388円
四国電力
2020年2月25日 866円
2020年2月28日 815円
2020年3月12日 749円
北陸電力
2020年3月05日 747円
2020年3月06日 700円
2020年3月11日 691円
2020年3月13日 626円
東北電力
2020年3月09日 895円
2020年3月13日 840円
九州電力
2020年3月09日 766円
2020年3月11日 785円
2020年3月12日 741円
HSBC
2020年3月12日 28.20 USD
SAN(Banco Santander)
2020年3月06日 3.41 USD
2020年3月09日 3.02 USD
2020年3月12日 2.72USD
BBVA(Bilbao Vizcaya Argentaria)
2020年3月06日 4.538 USD
2020年3月09日 4.018 USD
2020年3月12日 3.600 USD
BCS(Barclays)
2020年3月09日 6.20 USD
2020年3月12日 4.96 USD
RDS-B(Royal Dutch Shell)
2020年3月09日 36.06 USD
2020年3月12日 30.65 USD
BP(British Petroleum)
2020年3月09日 25.75 USD
2020年3月12日 22.00 USD
改めて見直しましたが、かなり激しく投資活動しています。先々週は費やす時間がほぼゼロでしたが、さすがに先週は毎日1時間ほど作戦を練っていました。
1日の行動は下記のごとくです。
- 午前 8時から前日の NY市場の動向および約定状況を確認
- 日経平均先物の下落幅を睨みながら、その日の物色対象を選別
- ターゲット銘柄に5~10%毎の値幅で指値を入れる
戦線を拡大しているので小一時間かかります。2015年の産金株、2016年の欧州銀行株はいずれも1撃で終わったので、これだけ時間をかけるのは 2012年の電力株以来です。
普段の私はほとんど動きが無いので、ある意味「やるやる詐欺」です。超長期逆張り投資のため上昇相場は出る幕が無く、いつも「早く暴落来ないかな~」というオチになります。
そんな私ですが、自分の投資戦略に基づき 2012年以来 7年半ぶりに活動を開始しました。だからと言って張り切っているわけではなく、皆さんと同じく苦しみながら戦っています。
投資金額以上のスピードで資産が溶けていくため、毎日胃に穴が開くんじゃないだろうか? と自問しながら、自分の投資ルールに基づき買い下がっています。
まだまだ先の長い戦いになりそうです。気を強く持って大底まで買い下がっていき、数年後には一生分の利益を手にしたいと考えています...。
★★ 医師のための金融資産形成術 ★★
資産家および医師を対象として、2015年10月に開催した本ブログ管理人による 「金融資産形成術セミナー」 の動画、および講演で使用したスライドです。
勤務医・開業医の種類に関わらず、医師が資産形成する際には下記の3つを組み合わせることで効率良く資産形成することができます。
1. 医師免許をベースにした人的資産からのキャッシュフロー
2. 不動産からのキャッシュフロー
3. 金融資産投資の技術
①②で得られる安定したキャッシュフローを元手にして、③の金融資産投資技術を用いて資産形成するのです。しかし、多忙な医師が金融資産投資で結果を出すのは難しいのが現実です。
一方、金融資産投資は買値で投資収益性が決まります。 ”多忙な医師がいかにして金融資産を安く買うか?” という命題を解決するため、私は超長期逆張り投資戦略を選択しています。
今回の「金融資産投資術セミナー」は、資産形成マニュアルで提示した資産形成手法における金融資産投資の各論です。築古木造戸建投資は「守」、金融資産投資は「攻」という位置づけです。
築古木造戸建投資の「守」 と 金融資産投資の「攻」の組み合わせが、安定的な所得のある医師の資産形成における有力な選択肢のひとつと考えています。