日曜日は休日なので、ブログネタになりそうなことを経験できません。
つまり、ネタが無いんです・・・。
これから祝祭日は、苦しまぎれに診療とはあまり関係無いことを書いてみようと思います。


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このブログをみていただいている方の大半は、医師をはじめとする医療関係者だと思います。企業の寿命よりも人間の働ける期間の方が長くなったこの時代に、医療関係者は比較的高収入を長期にわたって安定して稼ぐことができる稀な職業のひとつです。


日本航空、東京電力、シャープ、オリンパス、野村證券、パナソニック、ソニー・・・。これらは全て、一昔前まで倒産する可能性など考えることすら無かった日本を代表する企業群です。これらの企業に就職した人で、今後
20年を無事に乗り切れる人は果たしてどの程度いるでしょうか?


2000
年代にはいってグローバル競争の激化とともに、年々給与所得が減少しています。国税庁の民間給与実態統計調査によると、2000年から2010年までに461万円から412万円まで1割以上減少しています。


 
給与推移グラフ
                
                  出典:国税庁 平成22年 民間給与実態統計調査



職種にも寄りますが、今後ますます世界水準の給与に収斂していくと言われています。私たちの周囲が沈没しているため、同水準の給与を保っている医療関係者が相対的に上昇しています。


しかしこの状況が未来永劫続くわけはありません。既に国債残高はGDPの200%を越えており、医療費の削減圧力も増大します。医療関係者が相対的に高い給与水準を保っているのも時間の問題だと思います。医療関係者が相対的に高い給与水準を保っているうちに資産を築く必要があるのです。


次週の日曜日につづく