関節リウマチの寛解基準では、ACR/EULARによる2011年版寛解基準が有名です。この寛解基準は、Boolean型定義やBoolean寛解と呼ばれており、下記のごとくです。


  • 腫脹関節数 ≦ 1
  • 圧痛関節数 ≦ 1
  • 患者疾患活動性全般評価(VASで0~10cm) ≦ 1 
  • CRP  ≦ 1



かなり厳しい寛解基準なので
「Boolean先生、コレはちょっとキツイですよ~」と思っていました。しかし、Boolean=医師ではないようです。


医師でないどころか、ヒトでさえないようです。関節リウマチの論文を作成している人が言っていたのですが、どうやら Booleanは数学の概念のようです。


Boolean logicは、George Boole氏という英国の数学者が提唱した数学の古典理論です。そんな数学的な論理を応用した寛解基準が、Boolean型定義というわけです。


実際、私自身はアホなので、ACR/EULARによる2011年版寛解基準の中で Boolean logicがどのように応用されているのか理解していません(笑)。


それでも、Boolean=医師ではないという事実は、私にとってトリビアでした。






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