整形外科医のブログ

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CS法

橈骨掌側プレートで CS法をオプションに変更

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先日、橈骨遠位端骨折の掌側プレートの手術を施行しました。コロナ禍の影響のために、久しぶりの手術でした。


数ヵ月(?)ぶりの手術だったので、入念に過去の手術記録を確認してアタマの中でシミュレーションしたうえで手術に臨むことにしました。


これまでの私は、橈骨遠位端の palmar tiltを回復するために CS法(condylar stabilizing 法)をルーチンで施行していました。


しかし、CS法をいつもしていると、palmar tiltが過剰に整復されてしまう症例を散見しました。このため、今回は先祖返りして CS法は基本的に施行せずオプション扱いにしました。


つまり、
プレートの曲面に合わせて橈骨を整復していき、目視で橈骨掌側とプレートの曲面が合っている場合には CS法を施行しないことにしたのです。


この1ヵ月で 2例ほど手術を施行しましたが、まずまずの整復位を獲得できました。慣れた手術とは言え、本当にその手技が適切なのかはときどき考える必要がありそうです。






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橈骨遠位端骨折のCS法のコツ

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橈骨遠位端骨折の手術では、掌側プレートによる治療がスタンダードです。そして、小さな遠位骨片を効率良く整復する手技としてCondylar stabilizing法(CS法)が一般的になりました。


最近は医療機器メーカー各社がCS法に対応したデバイスを開発しています。主に下駄タイプとロッドタイプがありますが、下駄タイプの方が高さ調整する必要が無いので便利だと思います。


CS法によって橈骨遠位端骨折の掌側プレート手術がとても簡単にできるようになりましたが、いくら簡単と言ってもそれなりにコツがあります。


Watershed line design の掌側プレートでCS法を施行する際には、尺側最遠位の位置決めで全てが決まると言っても過言ではありません。


そこで、術中の集中力の全てをこの一点に掛けるのですが、なかなか至適位置にはまりません(笑)。おそらく私の才能が足りないためなので、非才なりに工夫が必要となります。


非才なりの工夫では、プレート第一列目のスクリューホールが真円になるように遠位骨片の角度を調整します。スクリューホールが真円になれば、垂線方向に打ち下ろすだけだからです。


この状態で考慮するべきなのは関節面からの距離だけなので、ワンプレーンだけ注意すれば良いことになります。空間認識能に劣る非才の身にとって、これほどありがたいことはありません。


ちなみにCS法の下駄タイプのデバイスでは20~30度ぐらいを多用しています。これはvolar tilt 10度+骨折によるdorsal tilt 10~20度の和が20~30度になるからです。



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