整形外科医のブログ

投資の成功によって30歳代で経済的自由を達成しました。 医師起業家として年商10億円企業を目指して日々奮闘中

THA

THAのポータブルナビゲーションの弱点とは

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先日のコンピューター支援手術(CAOS)の話題の続きです。股関節領域のCAOSで、最も導入しやすいのは、ポータブルナビゲーションです。


さすがに、1台数千万円するナビゲーションシステムはなかなか導入できませんが、ほぼ無料で導入できるポータブルナビゲーションは使わない手はない、とも言えます。


TKAは knee alignment 2、THAでは AR-Hipなどが有名ですが、これら以外にも各社がポータブルナビゲーションを提供しています。


TKAに関しては、私は knee alignment 2ユーザーです。コレ無しでは手術をしたくないと思うほど信頼を寄せています。


一方、THAに関しては、未だに本格的には導入していません。その理由は、使用機種が限定されることと、腸骨稜にピンを刺入する侵襲性です。


これ以外にも、ロッドに取り付けたスマホの重さが気になります。何度かポータブルナビゲーションを使ってみましたが、どうも knee alignment 2のように導入する気になれません。


そしてTHAのポータブルナビゲーション最大の弱点は、距離や脚長のナビゲーションができない点です。THAのキモのひとつは、脚長差です。


これを計測するためには、ポータブルナビゲーションでは不可能です。この点をクリアできるものが登場すれば、すぐに導入するのですが...。






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人工股関節全置換術



整形外科のコンピューター支援手術(CAOS)

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先日、お世話になっている医局の教授の講演を拝聴しました。ボスとは、10年ほど前に一緒に手術に入らせていただいたことがあります。


今でもその患者さんを私がフォローしていますが何の問題も無く快調です。久し振りに講演を拝聴したのですが、コンピューター支援手術(CAOS)についてでした。


脊椎のCAOSはチンプンカンプンでしたが、さすがに関節外科のCAOSには多少馴染みがあります。折角なので講演内容をまとめてみました。


まず CAOSには、以下のような stageがあります。
  • stage 1: 術前計画
  • stage 2: 術中ナビゲーション
  • stage 3: 術中CTベースナビゲーション
  • stage 4: ロボット手術


上記は、主に脊椎領域の分類です。関節外科では、stage 2までが普及しており、stage 4のロボット手術を導入している施設は未だに少数に留まります。


さて、関節外科医的には、TKAやTHAへの応用が気になるところです。ナビゲーションシステムは高価なのでなかなか導入は難しい施設が多いと思います。


これを補うのがポータブルナビゲーションです。TKAは knee alignment 2、THAは AR-Hipなどが有名ですね。両方とも有用ですが、私は knee alignment 2しか導入していません。


最大の理由は、普段使い慣れている機種に対応しているか否かです。しかし、時代の流れは、THAでもポータブルナビゲーションです。そろそろ検討しようかな...。





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人工股関節全置換術



THA: 正常解剖とかけ離れた人は要注意!

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慣れた手術だと思っていると思わぬ落とし穴にハマることがあります。先日もヒヤッとしたことがありました。


股関節の変形が高度で、ほとんど関節が強直している症例の THAがありました。大腿骨骨頭には巨大なcapital dropがあります。しかも、高度の骨粗鬆症まで併発している...。


このような症例では、大腿骨骨頭を脱臼してから頚部を確認するために骨頭の骨棘をどんどんカットしていきます。骨棘の中に本来の頚部が埋もれているため必須の作業です。


私は後方アプローチなので、後方は念入りに骨棘切除します。ところが今回の症例は大腿骨自体が非常に低形成で小転子もほとんど存在しません。


おかしな形態をした大腿骨なので、常識が通用しないと認識して手術に臨みました。かなりの骨棘をカットして頚部を展開してようやく骨切りできる段階になりました。


さて切るかとなってハタと手が止まります。そう言えば梨状窩のあたりも変な感じだったな...。よくよく確認すると、梨状窩から大転子に向かって巨大な骨棘があります。


骨棘と言うよりも、大腿骨頭と大転子が一体化しているような感じです。これは普通に骨切りしてノミを入れたら骨折併発する可能性が高いな...。


かなり悪戦苦闘して、四方八方から大腿骨頭の骨棘を落としまくってようやく骨切りできる態勢に持っていきました。いや~、正常解剖とかけ離れた人はシンドイですね。






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人工股関節全置換術



両側THAではどちらから手術すればよい?

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またまた、両側の人工股関節全置換術の話題です。両THAを実行するにあたって、どちらから手術するかという問題点があります。


これまでたくさんの両THAをみてきた経験では、主に下記の要素を考慮して最初に手術する側を決めるのが良さそうです。

  1. 簡単な方から手術する
  2. 両方同じ難易度なら右側の方から手術する(右利きの場合)
  3. 長い方の下肢から手術する
  4. 骨移植が必要な方があれば、反対側を最初にして大腿骨頭を採取する


③に関しての補足です。まず長い方の股関節をできるだけ短く仕上げて、次に手術する短い方の股関節を、長い方に合わせるという作戦です。


短い方の股関節から手術してかなりの脚長差が残ってしまうと、後が無くなってしまうからです。やはり両THAでのポイントは脚長差をどうやって無くすかだと思います。


反対側の手術が終わった時点で脚長差が消失していると「やったー」と思わず喝采したくなります(笑)






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人工股関節全置換術



意外! 両側THAはそんなにしんどくなかった

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先日、両側の人工股関節全置換術を施行しました。これまで私は、両THAは可能な限り避けてきました。その理由は下記のごとくです。

  • 両THAは術後合併症を併発する確率が少し高い
  • 術後のリハビリテーションが大変
  • 病院の収益を考えると片方ずつ手術する方が良い


これらの大義名分に加えて「午前午後で一気に両方やるとかしんどいだろう!」という気持ちもあります(笑)。


ところが先日、遂に禁断の両THAをやってしまいました。感想は「意外としんどくない」でした。9時30分入室で13時30分には終わっていたので、体力的には問題無しです。


実は、私以外のメンバーは両THAをそれなりにやっています。このため、手術時のみ前立に入るシチュエーションは日常的にありました。


しかし傍目に両THAはしんどそうだったので、自分では絶対にやるまいと考えていました。いわゆる食わず嫌いってヤツですね。


そうは言いつつ、今後もできるだけ両THAは避けたいと思っています。やはり、合併症の併発率や病院の売上を考えると両THAをやるメリットに乏しいからです。


もちろんKPIが手術件数であれば両THAをガンガンやる意味があります。しかし超積極的に両THAを推し進めるって、病院経営に対する一種の背信行為ではないでしょうか
...






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