整形外科医のブログ

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splints

2名連続のシンスプリント

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今日の午前は外来でした。両下腿遠位内側痛を主訴としたシンスプリントの患者さんがめずらしく2名連続で受診しました。両名とも高校生で競技レベルのスポーツを行っています。


以前にも記事にしましたが、スポーツをする人が下腿の痛みを訴えて受診することがときどきあります。急激な発症でないかぎりは鑑別診断として下記2つが挙げられます。


  1.脛骨疲労骨折
  2.シンスプリント(Shin splints)


上記のうち、ほとんどは②のシンスプリントです。シンスプリントは、脛骨過労性骨膜炎とよばれており、原因は下腿伸筋群の起始部の炎症です。好発部位は下腿遠位1/3の内側です。


両名とも下腿遠位1/3の内側を中心に軽度の腫脹をみとめました。脛骨の軸圧痛や前外側からの叩打痛はありませんでした。単純X線像もやはり特記する所見を認めません。


両名とも発症から2か月程度経過していたので疲労骨折は否定的ですが、発症して間もないのなら疲労骨折(好発部位は脛骨近位1/3)との鑑別は慎重に行うべきだと思います。


初診時には痛みが1か月以上続くようなら再診するようにいつも言っていますが、今のところ『シンスプリントではなく実は脛骨疲労骨折だった!』という症例はまだ経験していません。


治療は、スポーツの練習量を減らす・安静・伸筋群のストレッチです。難治例で扁平足の方には足部アーチサポートが有効な場合もあります。


いつも、シンスプリントの患者さんに鎮痛剤を処方したいと思っていますが、未成年には鎮痛作用はあまり高くないカロナールしか選択枝が無いので処方できていません。。。



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シンスプリント(Shin splints)の診断・治療

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今日の午前は外来でした。3週間前に受診した中学生が、まだ下腿内側の痛みが続くとのことで再診されました。この中学生はハードにバトミントンをしているとのことです。


以前にも記事にしましたが、スポーツをする人が下腿の痛みを訴えて受診することがときどきあります。急激な発症でないかぎりは鑑別診断として下記2つが挙げられます。


  1.脛骨疲労骨折
  2.シンスプリント(Shin splints)


シンスプリントは、脛骨過労性骨膜炎とよばれています。原因は下腿伸筋群の起始部の炎症です。好発部位は下腿遠位1/3といわれていますが、なんとなく脛骨内側が全体的に痛いという方が多いように思います。


今日の患者さんは下腿内側を中心になんとなく腫れているような所見がありました。脛骨の軸圧痛はなく、単純X線像もやはり特記する所見を認めませんでした。


初診では疲労骨折(好発部位は脛骨近位1/3)との鑑別が難しいです。まずシンスプリントだと思っても完全に疲労骨折を否定することができないのです。


しかし、今日の患者さんのように3週間経って単純X線像の所見がなければ、さすがに疲労骨折の可能性は低いと思います。


治療は、安静と伸筋群のストレッチです。難治例では足部アーチサポートが有効な場合もあります。痛みで困っているようなので鎮痛剤を処方しようかとも思いましたが、未成年には鎮痛作用はあまり高くないカロナールしか選択枝が無いので処方しませんでした。学生の診察には気を使いますね・・・。




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シンスプリント(Shin splints)

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今日の午前は外来でした。
土曜日は普段外来にこれない学生さんが多数来院します。


スポーツをする人が、下腿の痛みを訴えて受診することがときどきあります。
急激な発症でないかぎりは鑑別診断として下記2つが挙げられます。


1.脛骨疲労骨折
2.シンスプリント(Shin splints)


シンスプリントは、脛骨過労性骨膜炎とよばれています。
原因は下腿伸筋群の起始部の炎症です。


好発部位は下腿遠位1/3といわれていますが、
なんとなく脛骨内側が全体的に痛いという方が多いように思います。


初診では疲労骨折(好発部位は脛骨近位1/3)との鑑別が難しいです。
というか、まずシンスプリントだと思っても完全に疲労骨折を否定することができないのです。


治療は、安静と伸筋群のストレッチです。
難治例では足部アーチサポートが有効な場合もあります。
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